『教会とは』
冬木友博 牧師
教会とは、何ですか?と聞かれて、正しく答えることが出来るクリスチャンは、少ないかもしれません。この教会をどのように理解したり、定義するかの違いによって教団・教派の違いがあると言っても良いほどです。
教団・教派やキリスト教グループ間にこの教会観や教会論の違いがあることは、事実です。ですから、ひと言で教会とは?と言っても同じ理解で話が出来ないこともあるのです。
さて、IJCCではどのように理解しているのか確認しておきたいと思います。
教会という言葉は、英語ではチャーチ(Church)です。チャーチは、「主に属する」を意味する後期ギリシャ語のクリアコスから来ていますが、聖書の中で広く用いられているギリシャ語のエクレシアの日本語訳としても教会を使っています。エクレシアの意味は基本的には集会への召集や集まるという行為を意味しています。パウロは、通常特定の地域にある信者の群れ、集まりを意味してエクレシアを使いました。
教会とはクリスチャンの集まりを意味しています。ですから建物を表すわけではありません。人の集まりです。しかし、聖書では、大きな群れである諸教会だけでなく、個人の家で集まっていた家の教会を指す場合にも同じ言葉が用いられています。と同時に目に見える存在として教会だけでなく、目に見えない普遍的教会を意味していることもあることを忘れてはいけません。すなわち、イエスを救い主と信じてクリスチャンになればみんな神の家族という事です。
これらの理解が、整理されないまま議論されると混乱するだけです。そして聖書の中には、教会の豊かな内容が実に多くの表現で記されています。
主要な所では、教会とは神の民・イスラエル・選ばれた種族・聖なる国民・12部族・アブラハムの子孫・神の家族・・新しく造られた者・弟子達・キリストの体・わたしの枝・キリストの使節・神の国・聖霊の交わり・キリストの花嫁などまだまだあります。
ですから、ひとくちに教会とは?と言っても説明するのが難しいのです。そのことが少しわかりましたか?難しい話になってしまいましたが、教会論の学びは大切な一つです。
今年は、キリストの体とも言われる教会の主にある交わりについて、もっと学び、主にある交わりを体験することによって、クリスチャンとして成長したいと願っています。