本当の礼拝 (使徒1722〜31) 

 

 礼拝とは礼儀を尽くして拝む事です。拝むとは、祈る対象がすばらしい方であることを宣言し、その方にひれ伏す、手を合わせるということです。アテネの町にはいっぱいの神様の像があちらこちらにあって、信心深いアテネの人々はそれらの神々を拝んでいました。その中に『知られない神に』と刻まれた祭壇があったのを見つけたパウロは、「あなた方が知らずに拝んでいる方を教えましょう。」と、人々にまことの神について語り始めました。

 

 「この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。また、何かに不自由な事でもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。神はすべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです。・・・確かに、神は、私達一人一人から遠く離れてはおられません。私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。」(使途17:23〜28)

 

 サル山のサルが集まって礼拝したというのを聞いた事がありません。動物は神様を拝みません。なぜなら、神様は人間だけに、神様を崇める、神様とコミュニケートするという性質をお与えになったからです。ところが、最初の人アダムに罪が入って以来、人間は神様から離れてしまい、本当の神様が見えない状態になったため、自分勝手にいろいろな代替の神々を作ってそれを拝むようになりました。ですから問題は、誰を拝むか、です。

 

1.誰を礼拝するか?

  答えは、この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神を礼拝 する、です。モーセの十戒の中で、神様は私達に命じられました。「あなた には、わたしのほかに、他の神々があってはならない。」(出エジプト 記 20:3)「あなたは、自分の為に、偶像を造ってはならない・・・それら を拝んではならない。それに仕えてはならない。あなたの神、主であるわた しはねたむ神、わたしを憎むものには、父の咎を子に報い、三代、四代にま で及ぼし、わたしを愛し、わたしの命令を守るものには、恵みを千代にまで 施すからである。」(出エジプト記20:4〜6)これを聞いて、なんて排 他的な、と、ネガテイブに感じますか? でも、考えてみてください。神様と 人間の関係を夫と妻の関係に置き換えると神様の熱い思いが見えてきます。 もし妻であるあなたに向かって、夫である神様が、「僕は君を愛してるから 僕だけを愛してほしいけど、でもね、君は自由にしていいんだよ。誰を好き になってもいいし、その人を愛していいよ。そうだ、隣のご主人はいい人だ から、今夜はあの人のところに行って彼を愛してあげなさい。」と言ったと したら、あなたは自分が夫から本当に愛されていると思いますか? そうでは なく「僕は君を真剣に愛してるよ。本当に大切に思ってるんだ。だから、僕 以外の男性には目もくれず、僕だけに信頼してついてきてほしい。」と言っ てほしくありませんか? それこそが、十戒の神様の命令の真意です。これは 神様からあなたへの熱いラブ・コールに他ならないのです。

 

2.何故、造り主なる神を礼拝するか?

  それは、私達が幸せになるため、願い事が聞かれる為ではありません。そ れは、神様こそ、唯一崇められるのにふさわしいお方だから、そして私達人 間は神様を礼拝する為に造られたからです。イエス様はおっしゃいました。 「真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその 時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。」( ヨハネ4:23)私達が礼拝するわけは、神様が真の礼拝者を求めておられ るからです。

 

3.どのように礼拝するのか?

  日曜日には教会に来て礼拝する。そして月曜日から土曜日までは神様はあ っちに置いといて、忙しく自分の生活をする、ですか? 実は、神様に喜ばれ る為にあなたがする行為はすべて礼拝となるのです。何をするにも、どこに いても、遊ぶ時も、釣りする時も、私達が互いに愛し合うため何かをする時 に、うれしくて神様への感謝の思いにあふれたら、それはもう礼拝です。家 族で食卓を囲む。おいしいね、と笑顔で神様が造ってくださったものを喜ん で感謝して食べるなら、それは立派な礼拝なのです。

 

「私はあらゆる時に主をほめたたえる。

私の口には、いつも、主への賛美がある。

私のたましいは主を誇る。

貧しいものはそれを聞いて喜ぶ。

私とともに主をほめよ。

共に、御名をあがめよう。

私が主を求めると、主は答えてくださった。

私をすべての恐怖から救い出してくださった。」

(詩篇34:1〜4)

 

 礼拝はあなたの生き方そのものです。今週あなたは神に喜ばれる為に何をしますか?

 

インターナショナル・ジャパニーズ・キリスト教会 冬木友博牧師

International Japanese Christian Church 200953日聖日礼拝 Message